ご質問「レポート・動画の生成時に参照しているコンテキストの範囲は?」への回答です。結論: 毎月の生成は受付の生データ・物件マスタ・気象/報道・過去レポートの4系統を参照。一方で入電フロー(応対マニュアル)は常時参照に入れていませんでした。ご指摘を受けて実際に読み込ませたところ、「フォームを口頭案内する設計」自体が再入電を生んでいる箇所が3つ見つかりました(セクション3)。
1毎月のレポート・動画ができるまで
人手の転記はゼロ。データ取得から動画の音声まで、全工程をAIエージェントが実行し、要所で検証を挟む
データ取得
Kintone #548から当月全件を直接取得
検証(3体並列)
別のAIが生データから独立に再計算して突合
8月版では検証エージェント3体が207項目を突合し、1件の誤り(火災報知器の件数の数え方)を公開前に検出・修正しました。ナレーション音声は合成のたびに読み上げ内容を文字起こしして台本と照合し、一字一句一致したものだけを採用しています。
2参照しているコンテキストの範囲
① 受付の生データ(毎月)
Kintone #548の当月+前2か月の全レコード。件名・症状・物件名・支店・発信者・業者手配の有無に加え、入電/発信履歴の通話メモ全文まで。集計値でなく生データを読むので「エアコン49件のうち手配2件はなぜか」まで遡れます。
② 物件マスタ(毎月)
最新27,202件(9/3受領分を反映)。「該当物件なし」30件の精査は、申告された物件名をこのマスタと1件ずつ照合して行いました。
③ 気象・地域報道(毎月)
気象庁 岡山の日別観測値と、KSB・NHK・広島テレビ等の当月報道を検索。「猛暑日18日」と受付の動きの一致を確認しています。
④ 過去レポート・宿題(毎月)
前月までのレポートと定例での宿題。今回の「該当物件なし全件精査」は前回宿題の継続です。
参照していなかったもの=入電フロー(応対マニュアル全28シート)
7月の「エアコン49件で手配2件の理由」調査など、個別の疑問が出たときだけ参照していました。ご指摘の「契約系の取次ルートを再確認します」がOPの実運用(フォーム案内のみ)を踏まえない一般論になっていたのは、まさにこのためです。今後は月次生成の常時参照に組み込みます。
3入電フローを読み込ませた結果——「不要な入電」を生む設計が3つ
マニュアルの退去・家賃・証明書フロー × 8月実データ(契約系35件・取次/折返し/指名系42件)の突合で判明
発見1 退去フォームは「Googleで検索してください」と口頭案内する設計
マニュアル「ブラウザで『ケイアイコミュニティ 退去』と検索→退室受付フォームへ」が一次案内。URLは渡さない
8月実データ退去申請系の入電14件。「退去申請の画像を取り忘れた」という再入電も(8/30)
提案通話中にフォームURLをSMSで直接送る。電話を切る前にリンクが手元に届き、案内のみで確実に完結する
発見2 「受付後1週間以内に確認電話。来なければ再度コールセンターへ」というルール
マニュアルフォーム受付後1週間以内に担当者から確認電話。「連絡がない場合は再度コールセンターまで」と案内する規定
8月実データ折返し・指名系の入電42件。「2ヶ月以上連絡が無い」という入電も(8/4)。折返しの遅れがそのままCCに還流する構造
提案フォーム送信時に受付番号つきの自動返信(メール/SMS)を返す。「受け付きました」が即時に届くだけで確認の再入電は大きく減る
発見3 家賃の自動督促メッセージへの「問い返し」がCCに来る
8月実データ「家賃引き落としの自動メッセージが今日も入ってきた件」(8/13)など、自動連絡が発生源の入電
提案自動メッセージの文面に問い合わせ専用の導線(SMS返信またはURL)を入れ、電話以外で解決できるようにする
即効ネタ① 火災報知器の誤発報
8月はアルティメイトbuildg.今町の1棟だけで関連入電5件。設備側の点検1回で月5件が消える見込み
即効ネタ② 該当物件なしのFB資料
精査で確定した「特定漏れ13件の表記ゆれパターン一覧」(英字物件・棟名の省略・中黒の有無、実物件名つき)が委託先FB・研修にそのまま使える状態
4削減余地の目安と次のアクション
| 対象 | 8月実績 | 削減の見立て |
| 契約系(退去・家賃・証明書) | 35件 | 発見1・2のSMS/自動返信で相当数が電話前に完結 |
| 取次・折返し・指名系 | 42件 | 発見2の自動返信+折返し状況の見える化で再入電を圧縮 |
| 火災報知器(同一建物) | 5件 | 設備点検でほぼゼロ化の見込み |
合計で月20件前後(受付全体の7〜8%)の削減余地とみています。断定はできないため、レポート同様「見込み」の扱いです。
次アクション1
入電フロー(マニュアル)を月次生成の常時コンテキストに組み込む(9月分から)
次アクション2
表記ゆれ13件パターンを委託先FB用の1枚資料に整える
次アクション3
上記提案をクライアント向けの提案パネルとして仕立てるかは定例の反応を見て判断